海洋設備の貝付着防止、船底塗料ならガイアクリーン|貝や藻の付着防止【効果長持ち】|ガラスコーティング、無機塗料のプランナー、東京杉並区「コスモテクノロジー」

GLASSECO LABO

海洋設備の貝付着防止、船底塗料ならガイアクリーン|貝や藻の付着防止【効果長持ち】

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世の中にはがついてしまい、困っている箇所が多数存在します。

例えば船の底。特にタンカーなどの大型船舶や軍艦などの底に貝が無数に付着すると、

その重さもトン単位となり、移動スピードが落ち、燃料費のロスが非常に大きくなります。

また発電所の放水口。電力会社の火力発電所や原子力発電所では海水を冷却水として取り込みます。冷却を終えた水は温水となり、海に放水するのですが、温水にはプランクトンが育ちやすいため放水口に貝が無数に付着し、水の流れが悪くなってしまいます。そのため放水口では潜水士が潜って貝を落としており、そのコストが馬鹿になりません。(このようなコストは全て国民の電気代に上乗せされます。)

特に温暖化による海水の温度上昇の影響もあり、貝がより付着しやすくなっているという背景もあります。

弊社の施工例

コスモテクノロジーにも、国の機関やプラント・海水処理施設等を保有する会社から、貝藻付着防止に関する相談が日々寄せられています。

以下の写真は2013年4月より経過観察をしている横浜ベイエリアでの試験事例です。

スレートとステンレスの板を2枚ずつ用意し、

コスモテクノロジーの貝藻付着防止塗料であるガイアクリーンを塗布したものと、

未塗布のものを海に沈め、貝藻付着防止効果の違いを見るという試験です。

↓こちらは試験開始から4ヶ月後(2013年8月)に海から試験片を上げた際の写真です。

船底・放水口・水槽などに付着する貝と藻の防止するgaia001 (1)

↓こちらは試験開始から10ヶ月後(2014年2月)に海から試験片を上げた際の写真です。

船底・放水口・水槽などに付着する貝と藻の防止する2

 

ガイアクリーンを塗った方の板は、貝や藻が付着していないのが良く分かるかと思います。

これまで貝や藻の付着を防ぐには、

塗料に有毒物質を混ぜ、貝が塗料を食べた際に毒物により貝が死んで落ちるというものが主流でしたが、海洋生物への悪影響が問題視され、法的に禁止されました。

その後は加水分解型といい、塗料の表面が溶けだすことで、貝がついても塗料と一緒に落ちてしまうタイプも開発されましたが、こちらは膜が徐々に溶け出すために、比較的短期間での定期的な塗り替えが必要である点が課題でした。

ガイアクリーンはこの加水分解効果に加え、海洋生物に害の無い特殊抗菌剤を配合することで、「貝が付着しても育たない」という新しいコンセプトで課題を解決する特殊塗料です。(水産庁管轄のマリノフォーラム21との共同検証も終えたところです。)

ガイアクリーンを塗ることで、長期間の貝藻付着防止効果を実現できます。

ガイアクリーンは、世界中の(特に静止構造物で)貝が付いて困っている箇所にお役に立てるものですので、日々寄せられる貝藻付着防止に関するご相談に対し、コツコツと採用実績を積み重ね、普及促進を図っているところです。

2014/08/18 追記

2014年8月18日付の化学工業日報(業界紙)でコスモテクノロジーのガイアクリーンが紹介されました。

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海洋構造物用 防汚塗料
補修容易で無公害
コスモテクノロジー 加水分解型を開発
無機コーティング剤を展開するコスモテクノロジー(東京都杉並区)は、静止状態にある海洋構造物の防汚塗料「ガイアクリーン」(商品名)を開発した。船底塗料で一般的な加水分解型塗料に、貝やフジツボの付着を防ぐ無機系材料を組み合わせた。シリコーンゴム系に比べて硬化が早く、重ね塗りによる補修も容易という。国内の発電所の放水路や、海外の海水淡水化プラントなどに提案する方針だ。

加水分解型塗料は、海水中の化学反応で塗膜が溶解し、塗膜中の防汚剤が生物の付着を防ぐ。船底塗料では主流となっているが、航行する船舶の燃費向上も重視しているためプラントなどの静止構造物には必ずしも最適ではない。この分野では防汚剤でなく表面の平滑性で付着を防ぐシリコーンゴム系塗料が多用される。

ガイアクリーンは加水分解型をベースとし、抗菌剤として使われる無機系材料を配合した。船底塗料と同じく、徐々に分解する塗膜から恒常的に無機系材料が溶け出す仕組み。貝類が放出する付着セメント物質の機能を阻害する一方、トリブチルスズ(TBT)などの有害物質などを含んでおらず海洋生物や周辺環境に悪影響を及ぼさない。

防貝・防藻効果は標準仕様で最長2年程度持続する。硬化時間はシリコーンゴム系の6~10時間に対し2~4時間と大幅に短縮した。濡れたひび割れ面に対する接着性も優れる。刷毛やローラーで塗布でき、補修時も増し塗りで対応可能。プライマーを選択することで金属やコンクリートなど各種下地に密着する。コスト面でもシリコーンゴム系を下回る材料設計価格を実現した。

火力発電所や原子力発電所で冷却水として取り込まれた海水は、冷却を終えて排出される際に、プランクトンが好む温度に上昇している。そのため放水路はプランクトンを栄養とする貝やフジツボがとくに付着しやすい。潜水士が潜って直接除去するほか、シリコーンゴム系の防汚塗料で対応しているが、高コストやメンテナンスの困難さが課題となっている。

コスモテクノロジーは防汚・抗菌機能を持つガラスコーティング剤など無機塗料を得意とする開発型ベンチャー。土木分野で培った実績や、電力業界出身者のネットワークなどを活用し、国内外のプラント施設を対象に採用拡大につなげる。

今後もコスモテクノロジーは、世界中の発電所、プラント、船底などの貝処理コストと燃料費削減に寄与すべく、ガイアクリーンの普及促進を図って参ります。

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